過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/14(金) 22:41:51.87 ID:HfgaLUSPo

織莉子「私達がグリーフシードを持っていないと、いつから錯覚していたのですか?」

 そんな織莉子に合わせるように、キリカがニィッと口角を上げた。

キリカ「確かに私は一人じゃ弱いかもしれない。最弱かもしれない。言い過ぎかもしれない。だけどね、だけどっ」

キリカ「織莉子と一緒なら話は別さ! 織莉子と一緒なら、私は最弱のまま無敵になれるっ」

キリカ「無敵で最弱なんだよ、私達は!」

 キリカの言葉に応えるように織莉子が彼女の隣に立った。
 その様子を見るだけで、彼女らが固い絆で結ばれていることが容易に想像出来る。
 嫌いじゃないが、この状況下では鬱陶しい。簡単な魔術を放って牽制しつつ、スマートヴェリーは軽口を叩こうと口を開く。

SV「ずいぶんと信頼してるねー。愛しちゃってるわけだ?」

キリカ「愛してる? そうかも、だけどご用心! 愛は無限に有限なんだ、もっと噛み締めないと! 抱き締めないと!」

織莉子「それもいいけど、まずはこの場を切り抜けましょうね」

キリカ「織莉子が言うならそうしよう。切り抜けよう、否、切り刻もう! だから散ね!」

 鉤爪をぶんぶん振りかざすキリカを見ながら、スマートヴェリーは屈託のない笑みを浮かべた。
 すぐさま風の制御術式を構築して彼女らの足止めを試みる、が。

織莉子「その技は既に見切ったわ」

 光球が魔力を撒き散らした。その煽りを受けて術式が中和されてしまう。
 それだけではない。光球は魔力の流れを操って、逆に風のコントロールを掌握して見せた。
 攻撃、妨害、制御。何でもござれというわけだ。卑怯な。

SV「……いまのってさ、代々魔女に語り継がれて数百年っていう洗練された術式なんだけど」

キリカ「ハッ! 人間の魔女は短気で愚かだね!」

織莉子「数百年の内に何度も淘汰され、時代に合わせるために洗練された魔術と。
.       数千、数万年という時の中で変わらず揺るがずを保ち続けた魔法少女を同一視しないでもらいたいわ」

SV「そりゃ失礼ー」


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