過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/29(土) 00:49:43.75 ID:a/C0+favo

――見滝原市にある、崩れかかった高層ビルの中腹にて。

ローラ「ひぃ〜、この歳で長歩きは流石に体に堪えたるわねぇ。はぁ〜足がくたくたになりけるわ」

QB「君が隠し持っている能力を最大限に活用すれば、この程度の距離はひとっ飛びだろう? 効率が悪いよ」

ローラ「ふん、効率第一なる思考の持ち主は嫌われたるわよ」

QB「アレイスター=クロウリーのようにかい? ローラ=スチュアート」

QB「いや、三代目“緋色の女”、ローラ=ザザとお呼びすべきかな?」

 ローラの目がすぅっと細まる。

ローラ「あらあらあら、かような情報をどこで聞き及びたるのかしらね?」

QB「世界中で、だよ。それにしても分からないな。たかが一個の生命体でしかない人間が星の命運を握ろうだなんてね」

QB「力量が伴っていない、と言うべきかな。せいぜい大地を削る程度しか出来ない魔術師が――」

 その時。
 なんの予兆もなく、前触れもなく、分厚い雲越しに届いていた陽の光が消えた。
 曇天下とはいえまだ明るかった見滝原の街はどす黒く塗りつぶされ、炎の輝きだけが瓦礫の町を照らし出している。
 昼夜が一瞬にして逆転してしまったのだ。

QB「妙だね。この時間帯なのに太陽光が届いていないなんてことはありえるはずがないんだけど」

ローラ「『天上の序曲』から派生したる『天体制御』が発動したりたようね。太陽とこの星、それにいくつかの星が歪みけるわ」

QB「……まるで星の位置を自由自在に動かす魔術が存在するような口振りだね」

ローラ「実在したるわよ」

QB「……わざわざ星の位置を歪める理由は?」

ローラ「天使だったら自身の属性強化なれど、今回は不出来で不完全な天使なりけるでしょう?
     三体使ってやっとこさ夜を導き出したるのだから……発動せし術式は一つしか思い浮かばざるわ」

QB「その術式とはなんだい?」

                     ヴァルプルギスナハト
ローラ「決まりておろうに……『魔女の宴』でしょうね」


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