過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/29(土) 00:57:10.77 ID:a/C0+favo

ローラ「あー、あてんしょんぷりーず?」

 カード状の通信霊装を耳に当てたローラは、陽気な声で霊装に語りかけた。
 ワルプルギスの夜が発動する魔力の波動による妨害を物ともせず、遥か遠くの海で待機している要塞へ声が届いた。

『はい、こちらはカブン=コンパスの通信担当魔術師です。そちらは最大主教でよろしいでしょうか?』

ローラ「よろしかれよ。えーと、これから指示する座標目掛けて砲撃を始めなさい」

『かしこまりました』

 ローラは意味ありげな笑みを浮かべると、行儀よくお座りしているキュゥべぇをちらりと見やった。
 笑みを浮かべたまま、ローラはその座標を口にする。
 霊装越しに、オペレーターの魔術師が戸惑っている様子が聞こえてきた。

『見滝原市中央の体育館を、ですか? その、そこにはまだこちらの魔術師や魔女もいますが』

ローラ「やりなさい」

『いえ、ですが』

ローラ「やりなさい。四度目はなきことと覚えたりてよ」

『……はっ、かしこまりました』

 通信を終えたローラは、霊装を几帳面に折りたたんで袖の内に隠した。
 キュゥべぇに向き直る。

QB「今のやり取りは何を意味しているのかな?」

ローラ「そのままの意味よ。鹿目まどかがその気になるまで、何度でも砲撃を浴びせたるだけの話につき」

ローラ「幸いにも、あそこの守りはこちらが差し向けたる刺客との先頭で疲弊し切りているしー」

ローラ「なんなれば賭け事でもしたりける?」

QB「というと?」

ローラ「何度目の砲撃で鹿目まどかが決心したるか、よ」

ローラ「罪なき一般人の死体がどれだけ積み重なりたら、でも良いわね」

 そう言って、ローラはにこりと微笑んだ。


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