過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:33:25.44 ID:X/EtjjWKo

――認めよう。巴マミは強い。アタシたちは、弱い。

杏子「うぜぇ……んだよぉ!」

 魔力を注いで強化した槍を全力で突き出す。
 巴マミの姿をした使い魔は軽やかなステップを踏んでそれをかわすと、振り返ることなく右手を振った。
 黒いリボンが手のひらに生成されたのを認識したのと同時に、杏子は地面を蹴って跳躍。
 使い魔の影を跳び越えて着地する。

ほむら「食らいなさい……!」

 隙を見せた使い魔めがけてほむらがアサルトライフルの銃弾を浴びせかける。
 しかし使い魔は黒いリボンを振り回して雨のような銃弾を迎撃。
 いつの間にか足元に突き刺してあったマスケット銃を両手に保持して反撃を始めた。

ほむら「くっ!」

 その狙いは正確で、同時に狡猾で、容赦がない。
 初めに放たれた銃弾を回避したと思えば、先読みして放ったのであろう銃弾が目前に迫っている。
 なんとかそれをかわせば、今度は地面を穿った銃弾から黒いリボンが伸びてほむらの身体を捉えようと蠢いた。
 無論、杏子もそれを眺めて棒立ちしているわけではない。

杏子「けっ、やらしー攻撃しやがって!」

 ほむらのサポートに向かおうとするが、使い魔は片手間で杏子に対しての牽制も行っているのだ。
 姿勢を低くして瓦礫を盾にしながら、なんとかほむらの下へ辿り着き、槍を一閃。リボンを切り刻む。
 そこからほむらを抱きとめ、倒れこむようにして前転。瓦礫の陰に身を隠す。
 直後に二人がいた場所を無慈悲の掃射が襲い掛かった。

杏子「っちぃ!」

 飛び跳ねる礫を左手で払いのけながら、杏子は苛立ちを隠そうともせずに舌打ちする。



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