過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:34:31.01 ID:X/EtjjWKo

杏子「なんなんだよこれ、ちょっと強すぎない? 前戦った時はこんなんじゃなかったんだけど」

ほむら「同感ね……私も別の世界で戦ったことがあるけど、巴マミはこれほど強くなかったわ」

以下略



303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:35:07.35 ID:X/EtjjWKo

杏子「ほむら!」

ほむら「言われなくても!」

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304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:35:37.31 ID:X/EtjjWKo

 そう直感した杏子は、同時に背筋を冷たい物が這う感覚を覚えた。
 影のように黒い巴マミの使い魔が、その顔に唯一残されたパーツである口を歪めて笑っていた。

杏子(なんで笑っていやがる? アタシがドジでもしたってのか?)
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305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:36:04.93 ID:X/EtjjWKo

 ――ところが、予想に反してマミはリボンを握った手を左側面に向けて薙いだ。
 一秒と経たずに、マミの周囲に銃弾が雨あられのように降り注ぐ。ほむらの援護だ。
 リボンに弾かれた流れ弾が、杏子の体を縛るリボンを掠める。

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306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:36:31.03 ID:X/EtjjWKo

杏子「あ痛たたた……ちっ、やってくれんじゃんかよ」

 口の中に溜まった砂利を吐き捨てると、杏子は身を起こして周囲を見渡した。
 闇夜と時折起こる強風に、土煙とがまざりあっていよいよ視界は最悪だ。
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307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:37:15.25 ID:X/EtjjWKo

 ほむらの声が聞こえた杏子は槍を捨ててすぐさま後方に跳んだ。
 槍を絡め取ったマミの下へ、どこからか現れたオレンジ色の光点が真っ直ぐに飛翔し――

 爆発。
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308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:37:53.85 ID:X/EtjjWKo

 マミの攻撃をさばきつつ、杏子はほむらにテレパシーで簡単に説明をした。
 ほむらは呆れ顔になりながらも、しかし勝算が高いと判断したのだろう。
 最後には頷いてくれた。

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309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:38:52.25 ID:X/EtjjWKo

 銃撃が鳴り響く中、杏子は空いた両手を握り締め、胸の前に寄せる。

 そして、ひたすらに祈る。

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310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:39:41.37 ID:X/EtjjWKo

杏子「あはははっ! くくっ、ふふっ、あははは!」

――とうとう堪えきれなくなって、アタシは噴き出し、大きく笑ってしまった。

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311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:40:16.93 ID:X/EtjjWKo

――三〇秒がこれほどまでに長く感じたのは、多分今日が初めてだろう。

 マミの姿をした使い魔が繰り出す銃撃を紙一重でかわしながら、ほむらは歯噛みした。
 反撃に転ずることが出来ない。
以下略



312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:40:47.55 ID:X/EtjjWKo

 なんとか身を起こした彼女が見たものは、自分の身に迫る漆黒のリボンだった。
 速い。速すぎる。これでは回避は間に合わない。
 痺れる左手に鞭打つと、彼女はリボンを盾で受け止めた。
 受け止めてから、それが誤りであったことに気がついた。
以下略



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