過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:36:31.03 ID:X/EtjjWKo

杏子「あ痛たたた……ちっ、やってくれんじゃんかよ」

 口の中に溜まった砂利を吐き捨てると、杏子は身を起こして周囲を見渡した。
 闇夜と時折起こる強風に、土煙とがまざりあっていよいよ視界は最悪だ。
 だがそれでも、今地上がどれだけ酷い有様なのかは分かる。
 かろうじて差し込んでいる月や星の光が照らすのは、もはや焦土に近い見滝原だった。

杏子「バケモノかよ……ちくしょう」

 土煙の向こうに、わずかに人影が見えた。
 軽快な動きでこちらを探っているようだ。ほむらではない。じゃあマミの姿をした使い魔だ。
 ならばこれは、絶好の好機と言えるだろう。

杏子「……っ!」

 土煙に紛れて、相手の背後を取った杏子が槍で切りかかる。
 しかし相手は両手に握るマスケット銃で槍の切っ先を受け止めてみせた。

杏子「しゃらくせぇ、銃なんかで受け止められるかぁ!」

 二度、三度と槍を振りかぶる。
 次第に相手は背後へと追い詰められ、とうとう大きな瓦礫を背にする形に追い込んだ。
 今度は外さない。突くのではなく切り裂く! そのマスケット銃ごと!

杏子「っ……な!?」

 杏子の槍がマスケット銃が、マスケット銃を素通りした。
 否、マスケット銃がリボン状に変質して、逆に槍を絡め取って見せたのだ。

杏子「なんでもありかよ、ちくしょう!」

ほむら「跳びなさい!」

杏子「!」



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