過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/16(水) 01:28:16.79 ID:mseecDI+o

織莉子「もう手数(たま)切れのようね。お疲れ様、キリカ」

 全身に返り血を浴びたキリカは、黒い触手をわなわなと震わせるだけの魔女を見て不満そうに唇を尖らせた。

キリカ「オチまでつまらない。落第点だね。刻む価値もないけど、刻まないと終わらない。まぁいいけど」

 跳んで、薙いで、振り返ってはもういちど跳んで。
 影の魔女を討伐し終えたキリカはつまらなそうに、しかしどこか嬉しそうに織莉子に寄り添った。
 褒美をねだる子犬のような目をするキリカの頭を撫でながら、織莉子は固まったままの天草式に目を向ける。

織莉子「お怪我はないでしょうか、という質問は無粋かしら。満身創痍のようですね」

 一三名の天草式を代表する扇風機男あらため建宮は、フランブルジェを地面に突き刺して頭を下げた。

建宮「礼を言わせてもらう、ありがとう。いや、正直助かったのよなぁ」

香焼「自転車みたいなロボットみたいな魔女を倒したとたんにこれっすからね……」

キリカ「ふぅん、その口振りだといくつかは倒したみたいだね。成果は? 私たちは一〇体だけど」

五和「じゅっ……!? あああの、それがお恥ずかしいことにまだ三体目なんです……」

 四体。これだけ人数を揃えながら、たった三体。
 当てが外れたかしら、と眉をひそめる織莉子。
 しかしただの人間が魔女を狩れたことを評価するならば、まだマシな方かもしれない。

建宮「安心するのよな。すでに別働隊の魔術師は魔女を六体倒している。」

キリカ「四〇を三で割ったら一三〜四。倍しただけだからそれほど驚くことじゃないね」

建宮「むむっ!? 言われてみればそれもそうなのよな……」

 それまでカード――通信霊装――を耳に当てていた、すらっとした脚を持つ女性がにこっと笑って口を開いた。



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