過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/19(土) 02:48:23.36 ID:2iLlp6O8o

マミ『どうせならもう一工夫欲しかったわね。あーあ、暁美さんったらかわいそう』

 使い魔がにやにやと笑みを浮かべたまま、新たに拾い上げたマスケット銃を杏子へと向ける。

マミ『はい、それじゃあがんばって追いかけてあげてね? ふふっ』

 美しい微笑を浮かべる使い魔に対して、杏子はただ俯くばかりだ。
 いや、違った。
 煙幕の効果が切れたことで白煙の衣を脱ぎ捨てていく彼女は、勝ち誇った表情をして顔を上げた。
 そしてそのまま使い魔を拘束する手に力を込めた。

マミ『……!?』

 今度こそ、使い魔の身体が驚愕によって固まった。
 それは杏子の動きに驚いたからではない。彼女の身体に異変が生じたからでもない。

杏子「勘違いすんなよな……アタシが作り出した分身は、全部で四体だよ?」

 杏子の後ろ、晴れてゆく白煙の向こう側――つまり、戦場の外側に。

杏子「これが新・ロッソ・ファンタズマ……あらため!」


――無傷のほむらが、対物ライフルを構えていたからだ。


杏子「紫混じりの赤い幽霊……≪ヴィオラミスタ・ロッソファンタズマ≫!」

 使い魔の背後で、くずおれたほむらの姿が霧散した。
 あの白煙は、杏子が作り出した幻影をほむらの姿へ変化させるための物だったのだ。


杏子「やっちまえええぇぇぇえ!!」


 ぎゅん、と対物ライフルから放たれた銃弾が空気を切り裂く。
 その音が耳に届くよりも早く、マミの姿を模した使い魔の頭部が粉々に砕け散った。



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