過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/19(土) 02:45:58.89 ID:2iLlp6O8o

 ……まったく、嫌になるよ。その通りさ。
 幻聴だと分かっていながら、杏子はその言葉に頷き、同意して見せた。

 それから白煙に紛れて、一人の杏子が正面から突っ込んでいった。
 槍を手に取り、使い魔の胸元を刺し貫くことだけを考えて――

マミ『はい、残念』

 けらけらと笑いながら、巴マミの姿を模した使い魔はその刺突を回避。
 ゆったりとした動作でマスケット銃を構え、好きだらけの杏子の腹部にフルスイング。
 マスケット銃が杏子の身体に食い込み、それまでと同じように霧散――

杏子「くはっ……!」

 しなかった。
 マスケット銃は杏子の腹部にダメージを与えたが、それで打ち止めだ。
 驚愕を露にする使い魔ににやりと笑いかけながら、杏子はマスケット銃とそれを握る左手をがっちりと掴む。

杏子「へへ……こういう応用も利くってこと、忘れてたのかい?」

 杏子は魔法の弱点をあえて逆手に取ったのだ。そして……

杏子「ほむら!」

ほむら「……!」

 使い魔の背後から、白煙を纏うほむらが姿を現した。
 彼女は大型拳銃をぴたりと使い魔の頭部へポイント、躊躇うことなく引鉄に手をかけ。
 しかしほむらが発砲するよりも早く、使い魔は自由になっていた方の手に保持したマスケット銃の引鉄を絞った。

ほむら「――!?」

 マスケット銃から放たれた魔弾が、寸分違わずほむらの頭部に着弾する。



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