過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/12/04(日) 02:01:02.06 ID:ng8U45Dwo

 ルチアからカード状の霊装を受け取ったアニェーゼは、ローラと面識があり、因縁深い人間……
 すなわちステイルに向かって呼びかけた。
 しかし応答はない。聞こえてないのか、出る余裕がないのか。

 首を捻ると、今度はその近くにいるであろう天草式を呼び出した。
 今度は成功する。低い男の声――おそらくは建宮――が応答した。

アニェーゼ「アニェーゼです。ステイル=マグヌスはそちらにいますか?」

建宮『……いや、残念ながらいないのよな』

アニェーゼ「ふむ、例の女狐が尻尾を出したんですがね。神裂火織かシェリー=クロムウェルはいますか?」

 霊装の向こうで、建宮が躊躇うようにごくりと喉を鳴らした。

建宮『いるにはいるが、二人とも現在治療中だ。意識は戻られてない。というか戦闘員は全員アウトなのよな』

 彼の声が震えているのに気がついて、アニェーゼは顎に手をやった。
 ステイルはその場にいなくて、戦闘員が全員倒れている、ということは。

アニェーゼ「ワルプルギスの夜はどうなったんです?」

建宮『あー……沈黙しているのよな。力を溜め込んでいるとも取れるし、静観しているとも取れるし……』

アニェーゼ「要領を得ない回答ですね」

建宮『一応要塞に連絡して、断続的に砲撃を加えてはいるが……』

 効き目は薄い、ということか。
 早急に他の勢力に協力を打診するか、最悪の場合は学園都市の協力を仰がねばなるまい。
 学園都市が誇る最強の能力者やあの少年の力があればあるいは、と考え、ふと疑問を覚えた。

アニェーゼ「ん? それじゃあ赤神父はどこにいるってんです?」

 アニェーゼの問いかけに、建宮は呆れているようで、笑っているような、そんな声で答えた――



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