過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/17(土) 02:27:08.16 ID:Wi8XFkb1o

 ステイルが医師を紹介していなかったら。
 ステイルが恭介の相談を受けていなかったら。
 ステイルがこの街に、この時間軸にいなかったら。
 さやかがどうなっていたか。どうなる運命にあったか。

ほむら(言えるわけがない)

 まどかは知らないのだ。歯車が少しでも歪んでいれば、さやかという存在が消えうせていたことなど。
 時間を越えるほむらにのみ分かる事実。彼女のみが知る歴史。
 それを伝えることで、まどかの心がどれだけの悲しみを覚えるか……考えたくもない。

ほむら(……本当に?)

 まどかが悲しませたくないから黙っておくのか。
 まどかが悲しむ姿を見たくないから黙っておくのか。
 ほむらは知らないが、それはかつてさやかが抱いていたジレンマに似たものがある。
 恭介を救いたいのか、救った恩人になりたいのか。
 相手のためか、自分のためか。結果は変わらずともその理由は大きく異なる。

ほむら(私は……)

 一人で思いつめていると、唐突にまどかが笑みを浮かべて右手をぶんぶんと振った。
 その視線の先には、身長2mの神父と見滝原中学の制服を着た杏子の姿がある。

まどか「おはよー!」

杏子「おーっす。さやかと仁美は?」

まどか「先に学校に行っちゃった。仲良しさんだよねぇ」

ステイル「どうせさやかがバカやらかして仁美が尻拭いでもしたのだろう。まったく飽きないね、彼女たちも」

まどか「ふふっ、そこが良いんだよー?」

ほむら「……」



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