過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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505:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/19(月) 03:29:40.80 ID:+QGOG7/do

「さて、世界結合の準備は出来たが、肝心の君たちの世界が再編されようとしていてね
 分かりやすく言うと、鹿目まどかが別の存在、別の領域へとシフトしてしまっていたんだ
 そこで形振り構っていられなくなった私はそこにいる彼女を押しのけて君を招き入れたわけだ」

「ああも強大な概念の裏をかくのには苦労した。君がこの場にいるのは奇跡と言ってもいいだろう」

 それまで黙り込んでいた(?)まどかが、熱を持った瞳にそれの姿を映し出した。

「そのせいでほむらちゃんがどれだけ苦しんだか、分かっているんですか?」

「文句は彼女を救おうとした鹿目まどかに言いたまえ」

「あなたは……!」


 まどかの表情に苦悶の色が混じるのをほむらは見逃さなかった。
 そして同時に、決定的な矛盾に気がつく。


「それじゃあ……あの世界のまどかは誰なの?」

 全ての世界にいる鹿目まどかは一つになり概念へと昇華したはず。
 それではステイルたちと共に学校へ通っていたまどかは、一体誰だ?
 目の前にいる概念と化したまどかの側面に過ぎないとでも言うのか?

 ほむらが胸に抱いた疑問を、目の前に佇むそれは首を振ってあっさりと否定した。

「正真正銘、鹿目まどかその人だよ。再構築される前の世界を強引に引き寄せて、
 繋ぎ合わせたにすぎない。ベースは私のいた世界なので多少記憶に差異があったとは思うが」

 そう言われてみるとそうだ。
 英国を統治する女王の名前や学園都市に関する知識など、ほむらが持たぬものを彼らは持っていた。



「話をまとめると、紆余曲折を経て一つになった世界を、君は生きていくことになったわけだ」


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