過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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506:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/19(月) 03:31:17.59 ID:+QGOG7/do

「……大体分かったけれど、どうしてその世界はまどかの影響を受けないの?」

 ほむらの問いに、それは玩具を見つけた子供のような無邪気な笑みで応えた。
 おかしくてたまらないといった風にかぶりを振る。
 白い世界にはとても不釣合いな感情――形のない空気のように透き通った悪意を、確かにそれは身に纏っていた。

「失敬。その通りだ。私も手は尽くしたが、彼女の影響を受けて世界は既に綻びを生み始めている」

「……時間を止める魔法を使えなかったのはそれが原因なの。ごめんね、ほむらちゃん」

「だがまぁ、そんなことはどうでもいい。はっきり言って、君や世界がどうなろうと私には関係ないのだからね」

 それは白い空間に身を投げ出すと、ふわりとたゆたい始めた。
 熱的平衡を遂げた宇宙のように安定した世界を漂いながら、それは中空で寝返りを打つ。
 もしかするとほむらのことなど、それにとっては本当にどうでもいいことなのかもしれない。

 だがほむらにしてみれば全ての発端にそのような態度を取られてしまうと色々と困るのだ。


「……どういう意味かしら?」

「そのままの意味さ。君が死のうと消えようとどちらでも構わんのだよ
 私はあくまで鹿目まどかの願いを叶え、君を招いたに過ぎないのだからね」

「あとのことは君達が勝手にやったことだろう。それは興味はあるが、手を貸すほどではない」


 身勝手な意見に頬が熱くなるのを感じた。
 なんという傲慢だろうか。
 自身の欲望のままに弄くり倒した挙句に興味がないから知らないなど、憤りを覚えずにはいられない。

 精一杯の反抗心を見せるべく、ほむらは顔を逸らしてぼそっと呟いた。

「その割に、ステイルたちは私のことを助けてくれたのだけど」


「それは私も想定外のことでね。私としては、mlaklwu条当qpalcbh辺りに動いて欲しかったのだが」


 彼が居なければ救われない世界というのも間違っているか、とそれはノイズを気にせず一人ごちた。


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