過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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582:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:26:01.71 ID:NBEw0/VLo

一方通行(……)


――単純な物質としての側面から試算。エラー。再試行。
以下略



583:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:27:16.13 ID:NBEw0/VLo

 時間にして五分も経っていないにもかかわらず、一方通行の口元に亀裂が生じた。

 腹の底から出てくる笑い声を必死に押し殺して、すぐ後ろで地べたに座っているキャーリサを横目で見る。

以下略



584:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:28:55.79 ID:NBEw0/VLo

 一方通行の赤い瞳がかすかに揺れる。

 彼は資料に目を通したまま、レイチェルのソウルジェムを掴み直した。
 首筋に取り付けられたチョーカーがうねりを上げるのと同時に、彼の背から白い翼が“噴出”する。
以下略



585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:30:25.88 ID:NBEw0/VLo

「……ッチ。解読出来ねェ箇所があるが、試してみるか」

 ソウルジェムを握る右手に力が入る。
 だがすぐにそれを和らげると、一方通行はポケットの中から携帯電話を取り出した。
以下略



586:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:31:58.56 ID:NBEw0/VLo

「組織のバランスだの頼り過ぎないだの……くだらねェ」

 そう言うと、彼は首下のチョーカーを軽く撫でた。
 最新型バッテリーの残量はまだ十分ある。
以下略



587:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:32:32.65 ID:NBEw0/VLo

「これを理解できる人間がいるとしたら俺かあのシスターかくらいだろォよ」

 この編者は魔術に関する豊富な知識を持ち、その道では右を出る者がいない存在だろう。
 そしてところどころにちりばめられた、魔術とは違う“科学的”なキーワードの数々。
以下略



588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:35:22.31 ID:NBEw0/VLo

 強引に通話を断ち切ると、片っ端から携帯電話に資料を保存していく。
 そして手際よく添付してメールを送り終えると、ふたたび一方通行はため息を吐いた。

「オマエらがやろォとしたのは魔術によるソウルジェムの解放。魂の肉体への帰化
以下略



589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:36:57.98 ID:NBEw0/VLo

 後ろを振り返る。
 体に繋がれていたチューブを取り外し、自由になったレイチェルと視線が交錯する。
 彼女は黙ったまま頷いた。

以下略



590:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:37:28.11 ID:NBEw0/VLo

 ――そんな様子を、割れたステンドガラスが嵌めてあった枠にぶらさがって覗くものがいた。

 『明けの陽射し』のボスであるレイヴィニア=バードウェイと、その部下のマーク=スペースである。
 ロープで結ばれたマークの背に抱きつきながら、バードウェイは邪悪な笑みを浮かべる。
以下略



591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:38:12.66 ID:NBEw0/VLo

バードウェイ「まっ、その時はその時だ。それにしてもあいつら、本当にソウルジェムを元に戻せるのかね」

マーク「……どちらにしても我々に影響は無いのではなかったのですか?」

以下略



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