過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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628:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/22(日) 23:39:19.16 ID:F5gd/ZYKo

 ――神裂に致命傷を与えたであろう技をワルプルギスの夜が行使しようとする姿を、ステイルは見た。

ステイル(本気で防御に走った神裂を再起不能に至らしめた、天使の力と魔法の力の融合……)

ステイル「テレズマ砲と呼ぶべきか、マジカル砲と呼ぶべきか……悩むね」

 軽口を叩きながら、ステイルは片膝を上げて立ち上がる。
 準備の方は九割方完了していたし、ここでワルプルギスの夜が撃って来るであろうことも予想していた。

 つまり、これさえ凌げばどうにかなる。
 逆に言えば、ここを繋げられなければ全てが終わる。

ステイル「ここはドイツ語で魔女の殺息(へくせん・あてむ)と呼ぶべきかな?」

ほむら「ずいぶんと余裕そうね。傍から見たら勝てない試合にしか見えないのだけど」

ステイル「だったら覚えておくと良い。生憎だが僕は勝てない試合をするほど間抜けじゃあないんだ」

 そう言って、ステイルは懐からルーンが刻まれたカードを取り出す。

ステイル「魔女狩りの王を顕現するのに用いたルーンは一〇万三〇〇〇枚
       だが、僕は何もそれが全てだと語ったつもりは無いんだよ。例えばほら――」

 カードを真っ直ぐ伸ばして、魔力を込める。
 カードに刻まれたルーンが赤く輝き、酸素を燃焼して火を生み。

 瞬く後、ステイルの足元から魔女の足元までを一直線に架ける、白と赤が混じった一本道が作り上げられた。

 その道はわずかに赤く輝き、どこか大気を揺らがせている。



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