過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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686:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:37:40.91 ID:ccjk56WPo

「――白状しましょう。流石のわたしも、こればかりは気付くのが遅れたるわ」

 ほ、と息を吐き出す。
 爆心地から浮かび上がったワルプルギスの夜を見て、ローラは軽く首を鳴らした。
以下略



687:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:38:08.35 ID:ccjk56WPo

 なぜ巴マミは魔女化した。

 暁美ほむらがステイルと和解しかけた矢先に、絶望したのだ。
 彼女には彼女なりの事情があったのだろう。そこに彼女の意思があったことは何一つ否定しない。
以下略



688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:38:36.31 ID:ccjk56WPo

「参ったな。流石の僕も、こればかりはどうしようもない」

 そんな諦めにも似たステイルの声をほむらは聴いた。
 ほむらは一度かぶりを振って顔を上げる。
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689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:39:29.21 ID:ccjk56WPo

 あんな別れ方をしておきながら、こうするしか方法が無かったと諦めて。
 それで情けなく彼女に慰めてもらうしかないのか。

(違う、何かあるはず。これを私に届けたローラ=スチュアートの真意は何? 考えなさい――!)
以下略



690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:40:32.12 ID:ccjk56WPo





以下略



691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:41:00.43 ID:ccjk56WPo

「そうだね、ローラ=スチュアート。君の出した答えは、僕らが出したそれとほぼ一致するよ」

 ふたたび訪れた沈黙を破ったのは、白の獣だった。

以下略



692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:42:20.32 ID:ccjk56WPo

 契約を取り結ぶ獣は一度天を仰ぐと、ややあってから残念そうに首を横に振った。

「残念だけど、神裂火織はさすがに年齢がね……」

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693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:42:50.51 ID:ccjk56WPo

「出てきなさい、インキュベーター」

 自分に残された僅かな魔力を使ってどのように撤退戦をしようか思案していたステイルは、
 この最悪な状況に反してどこか明るい、ほむらの声を聴いた。
以下略



694:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:43:47.00 ID:ccjk56WPo

「まず一つ目の質問だけど……ワルプルギスの夜がああまでしつこいのは、私の願いのせい?」

「確証は無いけど、僕らはそうだと考えているよ」

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695:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:44:21.74 ID:ccjk56WPo

「あなたは……『キュゥべぇ』よね?」

「そうだね。僕らインキュベーターのことを、君達人類は『キュゥべぇ』と呼んでいるね」

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696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:45:52.93 ID:ccjk56WPo


「キュゥべぇ。私と契約して、私を魔法少女にしなさい」


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