過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
1- 20
736:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/16(木) 01:41:29.67 ID:FJ6Ug0Ono

ローラ「契約がなければ命を散らしかねない、彼女達のような少女を救済したることが目的よ。
     あなた達は絶望の匂いを嗅ぎ付けられるみたいだし、迅速に駆けつけられるくらいには数が多いでしょう?」

 言うなれば、お助け屋だ。願いは叶えられないが、可能な限り助力を尽くす。
 ローラの言葉に、キュゥべぇは尻尾を二度振ってから返事をした。

QB「魔法少女システムを無くした事で生まれる被害者の救済ね。その発言は僕からしても傲慢に聞こえるよ」

ローラ「でしょうね。みっともない感情で他人の運命に介入して、情けをかけるなんて……」

 だが救えるのならば。救える命があるのならば。
 十字教の精神――『汝、隣人を愛せよ』の言葉通りに行動したって罰は当たらないだろう。
 自分だけじゃない。きっと“あの少年”や“あの子”だって同じような選択をするはずだ。

 そんなローラの心中とは裏腹にキュゥべぇは、

QB「絶望と一言で纏めるけどね、それがどのような物か理解しているのかい?」
   小さな物なら友達との喧嘩や、親同士の喧嘩。玩具が壊れたから、叱られたから、とか。
   大きな物だと家族を失ったとか、瀕死の重傷を負ったとか、生まれながらにして疎まれている、とか」

 いくつかの願いを述べた。
 そして呆れた様子で首を左右に振る。

QB「そういった絶望にあえぐ彼女達を、君達は全員救い出すつもりかい?」

ローラ「選定はするわ。他人の運命に関わるほどか否かをね」

QB「やっぱり傲慢だね。お眼鏡に適わない者は見捨てるんだろう?」

ローラ「ええ、そうなりしことね。――ところであなた、もしかしてわたしが純情可憐な乙女か何かだと勘違いしたる?」

 その程度で挫けそうになる精神なんて、父を殺そうと心に誓った時に捨ててしまっている。
 まぁ、結局殺せなかったのだが。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/928.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice