過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/01(土) 02:55:49.41 ID:CwBGnqAWo

 目を覚ましたわたしは、布団のなかに潜り込みたい衝動を無理やりに押さえつけて身を起こした。
 時間を確認すると、わたしはおぼつかない足取りでゆっくりと部屋を出て階下へと向かう。
 丸一日布団にこもっていたせいなのか、体の節々がちょっとだけ痛かった。

まどか「ふわぁ〜……ぁあ」

 わたしは大きく欠伸をすると、リビングに通じるドアを開けた。
 そしてびっくりする。
 いつもなら会社に向かっているはずのママが、普段着のまま椅子に座って新聞を広げていたからです。
 ママはわたしの姿を認めると、ちょっとだけ心配そうな顔をして首をかしげた。

詢子「ようまどか。体調は良いのか?」

まどか「うん、もう平気。ごめんなさいママ、昨日はいきなり休んだりしちゃって」

詢子「いやぁ私としちゃあお前が無事ならそれでいいんだよ」

まどか「てへへ……ありがとママ。ところでお仕事は?」

詢子「娘が体調崩してる時に仕事なんか出られるか! って言って休み取った」

まどか「そんな、そこまで気を遣わなくても良かったのに」

詢子「いーんだよ、私がしたかったからしたまでさ……ところで、学校は行くのか?」

まどか「うん、これから。今行けば二時間目の途中には間に合うだろうし」

 わたしがそう言うと、なぜかママは唸って首を右に左に巡らせた。
 それから片目を閉じて両手を胸の前で合わせる。
 懇願するような上目遣いでわたしを見て、

詢子「三時間目からじゃダメかな?」

まどか「えーと……良いけど、どうして?」

詢子「たまにはお前とゆっくり話したいなーって思って、さ」

 ママのお願いを断る理由は、どこにもなかった。


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