過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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745:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/16(木) 01:48:38.07 ID:FJ6Ug0Ono

QB「君が回りくどいことをしなければあのまま上手く行ったかもしれないのにね。
   途中からでもいいから参戦して、手助けしてあげていれば。
   一〇回やれば一回くらいは上手く行ったんだ」

 何の話をしている、とは口に出さなかった。
 おそらくは、ワルプルギスの夜の話だろう。
 だが意味が分からない。キュゥべぇの言葉の意味が理解出来ない。
 回りくどいこととはなんだ。手助けとはなんだ。何を言っている。

QB「もしそうなっていれば、僕は君が持ちかけてくるであろう取引を飲むつもりだった」

ローラ「何……?」

QB「僕にとって、君の取引に乗ることは負けでもない。乗らないことは、勝ちでもない。
   君は大変な誤解をしているようだけど――どう転がっても、僕らにとってはあまり関係が無いんだ。
   所詮はたかが一瞬の出来事に過ぎない。それによって世界が消えるわけでもないだろう。違うかい?」

ローラ「世界が……っ、まさか!?」

QB「魔女を消す概念のことなら既に把握しているよ。『彼ら』の会話も聞かせてもらったからね」

 『彼ら』という言葉が指す意味を即座に理解し、ローラは背筋が凍りつくのを感じた。

 コイツは、『概念』や人の領域を超えたアレイスター=クロウリーと同じなのだ。

 この世界に有ってこの世界に無い世界の出来事を覗き見て、盗み聞き出来るのだ。

 なんて誤算、なんて失態……!



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