過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/20(月) 04:02:12.49 ID:gOl/dYXso

 二人は確固たる絆で結ばれているのだろう。
 音も無くフランベルジェを下ろすと、建宮は五和に目配せした。
 意図を察した五和が頷き、織莉子の下に駆け寄る。

「……何の用?」

「手当て、させてください」

 織莉子が訝しげな視線を五和と建宮に送った。
 対する建宮は首を振ってフランベルジェを肩に乗せた。
 短くため息を吐き出す。

「今からでも遅くないのよな。信頼関係、築いたって良いだろう?」

「……世界が終わるのに?」

「勝手に決めるな――って、少年漫画の主人公ばりに格好付けても良いところよな? これって」

 織莉子は鼻で笑って、キリカを地面に下ろした。
 淡い輝きと共に、キリカのソウルジェムが肉体と接続される。
 キリカがわずかに息を漏らしたのと合わせる様に、五和も治療を開始する。
 天使の力と霊脈の力、そして五和の魔力を一身に浴びて、キリカの身体が徐々に回復していく。

 その様子を間近で見ながら、しかし建宮はふたたびフランベルジェを振り下ろして構えた。
 何かが潜む気配がする。

「……あんた以外にも、良からぬ企てをしてるヤツがいるみたいなのよな。お仲間か?」

「私がキリカ以外に心を許すと思うの?」

「あんたとの付き合いは短いから分からんのよな――っと」



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