過去ログ - 唯「レトリック?」梓「文章の書き方みたいなものです」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/24(土) 02:56:47.29 ID:P8fdadeMP
翻訳家は「外国語のプロ」であると同時に「日本語のプロ」である場合も多いよ。
コピーライターの本で美しい日本語のお手本として「翻訳本」を薦めているものがあったし、
実際に読んでてみても古典的名作に劣らないと思える文章も多い。

それに村上春樹に代表されるように「翻訳調」の文体が今の文学界で一定の幅を効かせている以上、
翻訳本を読むことにはそれなり以上の意味があると思う。

ついでに言うと、レトリック(言い回し)は言語の壁を越えるものもあるからね。
言語の壁を越えるということは「リズム」や「音の響き」に縛られない言い回しであるということ。
どういうレトリックが壁を越えることができるかを勉強するのはとてもいいことだと思う。


しかし、
ライトノベルが駄目だと言われる理由自体はレトリックより「ストーリー」や「イラスト」にあるだろうね。
仮に沙翁並の文章力でライトノベルを書いたとしてもライトノベルの評価は覆らないだろうし、
そもそも沙翁並の文章力を持った人がいて、その人がライトノベルを書くとしても、今のライトノベルと同じような文章になるんじゃないだろうか。
過去の叡智を受け継いで洗練させていく〜という>>24の指摘はある程度正しくて、
現代ライトノベルを支えている文章は「効率よく中高生に物語を吸収させる」という一点において沙翁さえ上回っていると思う。

最後にひとつ、現代ライトノベルで色々やってる人もいるよ。
西尾さんとか文体に構造を練り込んだりして、なかなか面白い事になってると思う。


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