過去ログ - 古泉「僕と一週間だけお付き合いしていただけませんか?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/09/25(日) 18:38:31.01 ID:o604NshS0
「ひとつ忠告しておく」
あなたからそのような言葉を聞くと、なんだかこの後とてつもないことが待ち構えてるような気がしてしまうのですが。
「……早く目を覚ました方がいい」
…おやおや。随分と面白いことを言うようになったのですね。
万能を誇る宇宙人にとっても、やはり日頃の涼宮さんは『観測対象』という概念を抜きにしても驚異的な存在に映っていたということでしょうか。
「あなたが推測しているような意味ではない」
「ご忠告、感謝します。ですが僕は彼女の扱い方などは充分心得ているつもりですので、その点に関してはご心配には至らないかと。」
「…そう。」
長門さんは短くそれだけ呟くとどこか諦めたかのように視線を逸らしてしまった。
しかしまたすぐにこちらをじっと見つめて、
「……それでも、あなたを心配している」
―――だいぶ日が暮れてきていたのに、外はまだ不快なほど蒸し暑かった。
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