過去ログ - 古泉「僕と一週間だけお付き合いしていただけませんか?」
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2011/10/08(土) 18:18:12.37 ID:UmbcEV1+0
「それではデートの日程ですが……困ったことに次の土曜日しか出かけられそうにありません」
土曜日というと、いつも通りでいけば毎週恒例の不思議探索が行われるはずである。
しかし一週間だけという約束で交際している僕たちにとっては、その日が恋人最終日だった。
「なんせ平日は学校がありますし、放課後に2人で出かけても良いのですが、他の方々の目を盗んで抜け出すのは少々難しいかと」
「まぁ、それもそうね」
「それでも僕は……何と言いましょう、あなたとお付き合いしているということをどうしても実感したいんです」
もはや完全に僕の我儘だった。SOS団副団長たるものが活動そっちのけでデートのお誘いを持ちかけるとは……我らが団長様にも呆れられてしまったかもしれません。
と自らの言動を憂いていたところに何も知らない他の団員たちが続々とやってきた。
「うぃーっす。掃除当番で遅れた」
「……掃除当番」
「すみません〜、二者面談があって遅くなりましたぁ」
すぐにお茶淹れますね、と朝比奈さんは部室へ来て早々に準備を始める。これで先程の話は一時中断です。
ここからは普段と何ら変わらないSOS団。今日は彼とボードゲームでもしましょうかと、僕が棚にしまわれていた大きめの平箱を取り出そうとしたときだった。
「みんな、悪いけど今度の不思議探索は団長不在のため中止よ。なんでもその日あたしにど〜〜しても外せない用事が入ったの。
だけど休みだからって怠けてないでちゃんと各自面白いこと見つけてくるのよ!」
涼宮さんはビシッと人さし指を差してそう言い放った。その指の示す先が僕に向かっているように見えたのはきっと目の錯覚だろう。
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