過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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22:らんまマギカ3話3 ◆awWwWwwWGE[sage]
2011/09/25(日) 15:48:05.04 ID:sF5yimZr0
答えを決めかねたように、まどかとさやかは互いを見合わせる。

「すぐに決める必要は無いわ。…と言っても情報が足りないわよね。」

マミは何やら思案しながら二人をみつめた。

「そこで提案なんだけど、二人ともしばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」

「え!?」

マミの提案に、まどかとさやかは素っ頓狂な声をあげた。

******************

学校の休み時間、まどかとさやかは校舎の屋上に来ていた。

「ねー、昨日のことさ、夢じゃなかったのよね?」

さやかは今朝からずっとまどかが聞きたかったことをまどかに聞いた。

「わたしも信じられないんだけど、きっと夢じゃないと思う。」

そう言ってから、まどかは少し考えた。

確かに、昨日化け物に襲われたことや『魔法少女』に助けられたこと、そして自分達がその『魔法少女』になるかも知れないこと。

あまりにも現実離れしている。

それに比べて、今朝から今まではいつもと全く変わらない日々が続いていた。

この変わらない日常を過ごしていると、どうしても夢だったと思えてしまう。

しかし、同じ経験を二人でしている。だから、夢じゃない。

「さやかちゃんとわたしが二人とも覚えてるんだから夢じゃないよ。」

まどかは自分の結論をさやかに告げた。

「へへ…二人しておんなじ夢見てたー、なんてオチだったりしてねぇ」

真剣な表情をするまどかに、さやかは自嘲気味におどけてみせた。

「ははは、もしそうだったら、また仁美ちゃんに禁断の愛だとか言われちゃうよぉ」

「ちっちっちっ、前世からの運命なのよ。例の転校生には負けないんだから。」

「なにそれ、もー」

そんな冗談を言い合って、まどかとさやかは笑いあう。

秘密を共有する相手が友だちでよかった。

二人とも心からそう思った。

その時だった。

「ちょっと、いいかしら?」

黒髪の少女が二人の目の前に立っていた。

つい昨日、二人のクラスに転校してきた暁美ほむらだ。

「お、転校生?」

「ほむらちゃん、どうしたの?」

暁美ほむらは昨日、なぜかまどかに寄ってきた。

まどかとさやかにとってはちょっとした不思議ちゃんである。

しかし、そんな程度のことは昨日の出来事のインパクトの前には二人にとってどうでも良いことになっていた。

そう、今の今までは。

「…キュゥべえや、巴マミと接触したわね?」

その台詞に、まどかとさやかの表情はこおりついた。


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