過去ログ - 僕「大事なものは目蓋の裏」
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16: ◆.IsLampwR.[sage]
2011/09/28(水) 03:48:36.89 ID:axtTgyEU0
明かりのない階段を足元に気をつけながら降りると、
ただっ広い部屋へ出た。

天井に明かりをとるための丸い穴が空いていて、
中央で寝息を立てる巨大な生き物を照らしている。

近づくにつれて、見覚えのある赤黒い姿が見えてきた。

ドラゴンだ。
ソラの服の刺繍や、
僕の盾に掘られていたものにそっくりな。

「これは……?」

「お城を守ってるの。
鎧たちの手に負えないことがあったら、起こして助けてもらうのよ。」


鱗と分厚い皮膚に覆われた堅そうな頭。
それをソラがなでると、ザラザラと音がした。

ピクリとも動かない。僕がなでても同じ。
ただすやすや眠っているだけだった。


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