過去ログ - 魔法少女「記憶のない私と白い不思議生物」
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161: ◆J0gg2XogfY[sage]
2012/05/20(日) 07:42:48.69 ID:Jdmnkfsdo
「あー、ごめんゆまちゃん。

 まあ、ぶっちゃけるとさっきの台詞、あたしが師匠にほとんど同じこと言われた、そのまんまなんだよね」

「師匠?」

「杏子姉ちゃんのことだよ。まどかお姉ちゃん、昨日会ったでしょ? 赤い髪の人」

「ああ、あの人ね……師匠って、魔法少女の?」

あんまり人に指導するとかいうタイプの人には見えなかったけど。

「半分は私が一方的に言ってるだけみたいなもんだけどね。

 師匠が直接何かを教えてくれたっていうのはあんまりなくって、マミさんやゆまちゃんに教わったことが多いけど。

 けど、あの人は目標というか、憧れというか……」

「マミお姉ちゃんは人のお世話を焼くのが好きだけど、杏子姉ちゃんはそういうのやりたがらないもんね。

 でも、人と付き合うのが嫌ってわけじゃなくて、言葉にしたりするのが照れちゃうんだと思う。

 黙ってついてこい、見て覚えろー、みたいな感じ?」

なるほど、それは何となくわかる気がする。
姉御肌とでも言えばいいんだろうか、女性にモテそうな感じだ。
つまりさやかの妙にキラキラした顔は、そういう感情も混じってるんだろう、たぶん。

「ダメ出しはガンガンされたけどね。

 だからあたしも結構へこんじゃってさ、もう足手まといだから一緒に戦うのやめますって言ったら、怒られた」

そう言うさやかの顔は本当に嬉しそうで、誇らしげで。
そんな風に思える相手がいるのは羨ましいと思ってしまった。
私にも誰かそういう人がいたんだろうか。例えば、魔法少女だったというお母さんとか。


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