過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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(大分県)
[sage]
2011/10/01(土) 22:24:33.32 ID:mf0Sx6460
それはガリア戦線が終結し、ガリアが解放されてより数ヶ月後のこと。
ガリア解放戦線で魔翌力のほとんどを使い果たした少佐。
普通のウィッチであれば退役を考えてもおかしくない状況であったが、現役に強いこだわりを持つ少佐は何とか自らの不足する魔翌力を補う方法を考えた。
そしてその結果たどり着いてしまった答え。
それが烈風丸であった。
使用者の魔翌力を吸い上げる、ウィッチにとってはまさに命を削る刀。
扶桑皇国にその鍛造の仕方は伝わっていたものの、あまりに非人道的すぎるとの理由で封印されていたものである。
少佐がその禁断ともいえる武器の使用を考えていることを知った私はもちろん全力で反対した。
「坂本さん!何を考えていらっしゃるのですか!!このような……文字通り貴女は命を削って戦うことになるのですよ!」
「それでも……だ。私がいた証を。扶桑皇国海軍に坂本美緒というウィッチがいたという証を刻んでおきたい。
私には戦うことしかできないからな。ここで戦いを止めれば、それは私が私でなくなってしまう」
「貴女は十分に戦ってこられた!リバウで!ブリタニアで!ガリアで!扶桑皇国海軍史に貴女の名前は永久に残ります!
今退役したところで誰が貴女を非難できますか!それに貴女には宮藤さんという立派な後継者が…………」
「宮藤のことは言うなっ!」
急に少佐が上げた大声に、私は一瞬たじろぐ。
「宮藤は私が無理やり戦いに巻き込んでしまったんだ。本当は戦いなんぞ嫌いな優しい少女だというのに。
これ以上宮藤を私の都合で振り回すつもりはない」
「し、しかし…………」
「くどい!」
「は、はっ!」
そういった坂本少佐の表情は妥協を拒む峻厳さに満ちており、私は黙ってうなずかざるを得なかった。
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