過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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34:1[saga]
2011/10/14(金) 20:37:18.79 ID:E44rocLH0
「なんて名前なんですか?」
「歳江、です」
「土方……歳江さん…………ですか」
「はい。現在海軍のウィッチ養成校に入っております……『どんな形でもお兄様と同じ道に進みたい』そうで…………」
「はは、それは楽しみだな」

少佐が笑う。
同じく軍人であった父が家を空けがちであったため歳江は私を父代わりと思っているようなところがある。
慕ってくれるのは嬉しいのだが、私が歳江の将来を縛っているようで何ともいえない気分ではある。


「……土方さん?」
「あ、いえ…………何でも」
「妹のことが心配か…………?何なら数日実家に帰ってもいいんだぞ」
「い、いえ、そ、そんな滅相もない!こ、この身はすべて坂本さんのためにあるものと思っておりますれば」
「…………え」
「あ、ああ…………そ、そうか」


私の言葉に、坂本少佐と宮藤さんが顔を赤くして黙り込む。
…………しまった。
また私としたことがついつい勢いのまま口走ってしまった。

「そ、そうか…………ま、まぁその何だ、そ、そこまで言われると少し恥ずかしいものだな」
「ふわ……土方さん、すごいです…………」

そう言いながら何だか二人ともちょっと嬉しそうなのはなんなんだ。
そして、どうしてこう学習しないんだ私は。

そんなアクシデントもあったものの、結局私たちは日が落ちる頃になるまでそこでのんびりとしていた。


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