過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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985:1[saga]
2012/09/17(月) 23:21:06.17 ID:1gJ8EHUc0
翌日の朝。

「土方か。おはよう」
「あ、少佐。おはようございま…………っ!」

(あんたにとっていい女がいた、それがたまたまあんたの上官だった。それだけだろ)

部屋から出てきた坂本少佐に出くわした瞬間、不意にヴィスコンティ大尉と昨日交わした会話が蘇ってきた。
不意に顔が赤らむのを自覚する。

「ん?土方、どうした?どこか体調でも…………」

そう言いながら少佐は掌を額に当ててくる。

「少々熱いか…………まぁあれだけの長距離運転は久しぶりだったしな。何なら今日は休んでいても……」

そう心配そうな表情で呟く少佐の表情を、何故か見られない。

「土方?ど、どうした?」
「あ、う、その…………」

さすがに妙に思った少佐が近づいてくる。
う…………

「す、すみませんちょっと頭冷やしてきます!」
「あ、おい土方っ!」

だっ!

少佐の声を背に、思わず部屋を飛び出してしまう。

「土方…………」

背後から聞こえてくる、少佐のどこか寂しそうな呟きに心が痛むものの、足は止まらなかった。



数十分後。
土下座する勢いで部屋に戻った私を待っていたのは「土方が反抗期に…………」と部屋の隅で膝を抱えて落ち込んでいる少佐であった。



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