過去ログ - とある未来の通行止め その2
1- 20
22:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:51:21.57 ID:QBDpqJCD0
次の日、打ち止めは放課後の教室で数人の女子に囲まれていた。
この教室は隣のクラスで、帰ろうと思ったら「ちょっといい?」と呼ばれて来たらこの状態である。
みんなが聞きたいことは一様に『上条先生との関係について』であった。

「上条先生と付き合ってないの?」
「昔からの知り合いなんでしょ?」
「名前を呼び捨てで呼ばれてたし、ミサカちゃんも上条って呼んでたよ…」
「あうあう、違うのー。ミサカには…っ。みんなも知ってるでしょー?授業参観に来てくれた人!あの白い髪の人がいるんだから。
カミジョウ、先生はその人と友達だからミサカとも仲いいだけ…」

(す、すごい…!わずか一週間でこのファンクラブの如き女子達の熱の入りよう…ってミサカはミサカはみんなの迫力に圧倒されてみたり…!)

いくら説明しても納得してくれない。今日は早く帰って一方通行にとっても優しくしなければいけないのに…
埒が明かないと思って、申し訳ないがこの事態を招いた張本人を生贄にすることにした。
高速で携帯を操作し、上条の番号を呼び出そうとしたら…

「あ、いたいたラストオ…、ミサカ、今度黄泉川先生に」
「あー!さすがカミジョー!先生!超絶タイミング!」

不幸体質健在である。生贄は自らやってきた。
打ち止めは「あとは直接聞いてね!」と言い残してダッシュでその場から逃走した。後から上条の悲鳴のようなものが聞こえたが無視。

(もうあの人帰ってきてるよね…っ。急がなきゃ…)

焦る心そのままに、打ち止めの足は速度を上げていった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/661.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice