25:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:58:35.91 ID:QBDpqJCD0
「あなたがネガティブ思考だってことを忘れてた…。最近言ってなかったけど…、ミサカね、あなたのこと好きだよ」
「………」
(もっと…)
言葉の間にも、頬へ優しいキスは送られる。
「カミジョウにはこのミサカだって感謝してる。でも愛してるのはあなた。苦労も多いけど、あなたがいいの…」
(言ってくれ…)
「目あけて…?」
「………」
まだ頬は彼女に支えられたままだ。しばらくはそうしておいてほしい。
「あなたがいたから、ミサカ達は…、このミサカは生まれた」
「打ち止め…」
「でもね、最近は違うかもしれないと思ってる、ってミサカはミサカは新説を発表してみる」
「どンな?」
待っていた、唇へのキス。
「あなたはこのミサカ…私のために生まれてきたんじゃないの……?」
頭の芯が、ぼんやりする。胸が熱くなる、苦しくなる。手は震えていた。
「そう、かもな…」
一方通行の震える両手がゆっくり持ちあがるのを見て、打ち止めは彼の顔から手を離した。
お互いの背中に腕を回し、強く抱きしめ合う。
(優しく…できたかな…?ってミサカは、私は…)
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