過去ログ - とある未来の通行止め その2
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4:ブラジャーの人[saga]
2011/10/02(日) 00:16:19.87 ID:NTBu0Hh40
「はーい、コーヒーですよ。もう、これで目覚ましてね、ってミサカはミサカは寝ぼすけなあなたに愛情たっぷりを淹れてみたり」

キッチンのテーブルに座り、一方通行は熱いブラックコーヒーを啜る。これからパン等も食べさせてもらえるそうだ。
上条も彼の正面に腰を落ち着け、砂糖の入ったコーヒーをご相伴している。

「…何か用か?」
「だから丁度お前んちの前通ったから…、ひょっとして俺が送ったメール見てない?」
「見てねェ」

たしか携帯は昨夜から、ベッドサイドに置きっぱなしにしていたと思う。上条は合点がいったような顔で溜息をついた。

「だよなぁ。見てたらもうちょっと違う反応あるはずだもんな」
「なンだ、もったいぶりやがって。早く言え」

メールを送った上に、こうして家まで来るような大事なのか?一方通行が眉をしかめるが、上条の様子はそんな深刻ぶったものではない。

「打ち止めにも先に挨拶しとこうと思ってさー」
「ん?ミサカにも関係あるお話なの?」
「そうそう。むしろ一方通行より打ち止めだよ、よく考えれば」

朝(じゃないけど)から楽しい予定をぶち殺されて、ただでさえ不機嫌な一方通行は相手が上条とあってその態度に容赦がない。
とっとと話とやらを聞いて、家から追い出したかった。

「あと三秒以内に喋らねェと窓から投げる」
「俺打ち止めの中学に先生しに行くからよろしくな!」
「ぶっふゥっ」
「ぎゃぁぁぁぁ!目がぁぁぁぁぁぁ!!」

またも予想外のことに、今度はブラックコーヒーを上条に拭きかけてしまった。



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