過去ログ - 春香「千早ちゃんを好きになりました」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:16:35.64 ID:9txoiPBH0
「わっ、美希!びっくりした〜」
「ミキこそびっくりしたの」

私の反応に同じように飛び退いた美希がむっとしたように給湯室に入ってくる。
「春香、お茶淹れて」と当然のように紙コップを差し出してくる美希のためにお湯を沸かしながら、私はさっきの言葉が聞かれていたらしいことにハラハラしていた。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:20:12.28 ID:9txoiPBH0
慌ててコンロの火を消すと、美希がじっと私を見ていることに気付いた。

「ど、どうしたの?」
「ねえ、春香」

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:23:37.27 ID:9txoiPBH0
や、やっぱり!
というか、単刀直入というか――

「な、なんで?」
「顔に書いてあるよ」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:26:12.19 ID:9txoiPBH0
「それで、相手は?」
「うえっ!?」

つい動転してもう一歩大きく仰け反ると、そこはもう壁で思い切り足をぶつけてしまった。
涙目になってると、「春香はウブだね」と美希に笑われた。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:29:41.33 ID:9txoiPBH0
「千早さんのプロデューサー?」

――違ったみたい。
少しだけほっとして、少しだけ違和感。

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:32:57.30 ID:9txoiPBH0
「だって、千早さんは男の人じゃないから違うでしょ?」
「……そう、だよね」

当たり前の答えだ。
千早さんのプロデューサーさんは男の人で、私は女。千早ちゃんも女の子で、だから本当は好きになることなんてありえないんだよね。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:36:37.42 ID:9txoiPBH0
「春香?」

急に俯いて黙り込んだ私を美希が心配そうに覗き込んできた。
泣きそう、というよりも自分に対しての嫌悪感で吐きそうだった。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:44:08.32 ID:9txoiPBH0
美希は一瞬戸惑ったように私を見て、それからすぐに「えっと」と食いついてきた。

「やっぱり諦めるとか……」
「うん」

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 21:51:51.99 ID:9txoiPBH0
私って随分単純だなあって思う。
美希の言葉に落ち込んで、美希の言葉に励まされてる。

おまけに気を遣わせちゃって……。
私のほうが年上なのにしっかりしなきゃ。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 22:01:28.54 ID:9txoiPBH0
本日の投下は以上です
また投下できそうな日に

はるちは可愛いよはるちはあとひびたかぺろぺろ


30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/03(月) 17:01:19.84 ID:2qmpf4o1o
春香さんかわいいよ脇汗ペロペロ


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