過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]
2011/11/12(土) 02:29:35.07 ID:Ol34+0Hxo
夜子「……和久津」

智「!?」

 道端ある自動販売機の直ぐ横に屈んでいた夜子に声をかけられた。
 びっくりして思わず身体を強ばらせてしまう。少し恥ずかしい。
 その様子をみて夜子は少しばかり顔を綻ばせる。
 いつもの制服のような服装に身をつつんだ夜子は尻部を払いながら、ぴょこんと立ち上がる。

夜子「今日は?」

智「いいよ、大丈夫」

夜子「ん」

 答えるやいなや、夜子は僕の一歩後ろに並ぶ。
 厳密には並ぶなんて言えないけどこれが僕と夜子の『並ぶ』だ。

夜子「アレは?」

智「アレって……ああ、央輝なら今日は他のところで暇を潰すって言ってたよ」

 多分、気をつかってくれたんじゃないかな。
 でも花鶏のところはありえない(ご飯が美味しくないと言っていた)し、可能性的には任甫さんのところかな。
 裏の世界から手は引くとはいっても、仲が良くはなったし。

夜子「…………」

智「? なぁに?」

夜子「……別に。こっちみんな」

 ぷい、と僕から視線を外して、そっぽを向く。
 なんというか、初めて会った時の対応がこんな感じだったから仕方がなく続けている感がして可愛らしい。


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