過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
1- 20
64: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/13(木) 02:31:24.34 ID:oIK4Qu7A0
「ちょっと、顔を見せて貰えるかしら」

気付くと、何時の間にか金髪の子が、私のすぐ傍に立っていた。

「うん、このくらいの傷なら大丈夫――ほら、もう痕は残ってないわ」

手で触れてみる。血は付いているけど、確かに傷は跡形も無い。

「間に合って、良かったわ」

三つ編みに眼鏡の子も、私に優しく微笑みかけてくれる。

「――でも、出来たら、さっき私が叫んだ言葉は忘れて……」


「えっと……その……貴方達は?」

「彼女達は、魔法少女。魔獣を狩る者達さ」

足元で声がする。見ると声の主は、見たこともない奇妙な白い生物だった。
金色の輪を嵌めた、耳から生えた房。そして人の言葉を話す知能――
単体なら充分驚愕に値する。けれど今までの展開が展開だ。
もう今更、何を見ても、何を聞いても、私は驚かない。

「――そして、魔法少女になれる資格は、君にもあるんだよ」



「――え?」



世界が一瞬揺らめき、そして、くすんだ色合いが取り払われていった。

****************************************


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
350Res/425.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice