22:flag.01ガールミーツガールズ [sage]
2011/10/08(土) 00:49:29.74 ID:HpiaxXFa0
昼休み時間、担任の先生から日直の仕事でプリント運びを手伝わされる。
その仕事を終えた後、職員室とつながる渡り廊下にあるベンチに座り、
小休憩を取っていた。 そのとき、不意にほほに冷たいものが押し当てられる。
「ひゃっっ! 冷たいっ!」
梓は驚愕の声をあげ、上半身を頭上から波打ったように身震いさせた。
「あーずさっ!」
「あずさちゃん!」
いたずらした子供みたいな声と猫撫声を背後からかけられる。
その声の主たちに振り返ると、梓が見知った二人の姿があった。
「やっぱり、梓だ」「梓ちゃんだ」
「びっくりしましたよ! 田井中先輩、平沢先輩。 もし、私じゃない人だったらどうするんですか。」
「後姿とそのツインテール見たら、100%誰だかわかるだろ」
すると、平沢唯は田井中律に向き直り、敬礼をする
「やりましたな!りっちゃん隊長!、清涼飲料水を後輩の頬に当てる大作戦、成功しました!」
「うむ、任務ご苦労であった。 唯隊員のおかげで、任務は無事完了した。
その功績をたたえて、このオレンジジュースを与えよう」
声色を変えて、軍人のように振舞う二人。
再び、梓に向き直る律。 その両手が梓の前に伸び、二つのドリンクが差し出された。
「梓もドリンクいるか? 汝が落としたのはこの金のサイダーかこの銀のウーロン茶か」
「どっちも、色が全然違っていますけど……ウーロン茶をいただきます」
「汝は正直に答えた。 よって、銀のウーロン茶を与えよう」
53Res/33.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。