21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:15:51.01 ID:i7QP7kDX0
「人は汚いものですから『人の汚さを表現する』のではなく『人の本質の一部』を表現すると言った方が正しいんじゃないですかね? 結局のところ主観ですしそこまで深く考えなくてもいいですけど」
「宗教的な考えと言うか、哲学ちっくだな」
「哲学は宗教家のものだけとは限りませんよ? 考えや感情は大脳生理学や心理学と密接に関係してますし」
「考えが必要か」
「何を作るにも考えが必要です。自分が理解できないことや理解しようとしないことは書けませんし書いても陳腐になるだけです。汚さを書くにしも綺麗さを書くにも本質を理解しようとしなければ分かりませんので、主人公の本質は作者の自己であったり願望の投影が多いですね」
歴史上の小説を例にあげると新潮文庫だけで累計六百万部を突破した『人間失格』は、たった百五十ページのなかで狂気を濃密かつ残酷に表現された作品だ。しかし作者の太宰治は三十八歳で自殺しており、彼の人生そのものが狂気であったとも言える。映画監督や脚本家にも精神に異常をきたした人の作品は引き寄せられるような物が多く、もしかすると人は本質的に破壊や狂気を望み、それに魅了されるのかもしれない。人は理解を超えたものを見たとき恐怖や畏怖を感じる、ただし意味のない混沌である場合は人によっては、『無価値』と認識されることもある。
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