1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2011/10/08(土) 16:04:57.02 ID:nMrKbtYAO
わたしは公園のベンチに座っていた。
長い年月をかけてさび、汚れたこの黄色いベンチの上に。
どこか遠くから声が聞こえた。まるで誰かを呼んでいるみたいだ。
結局、わたしはどこにたどりついたのだろう。
まあ、今となってはどっちも同じこと。
ただ――あの頃、たしかにわたしはあの場所にいたんだ
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/08(土) 16:24:55.57 ID:+43rYJCSO
立ったので続きを書いてください
3:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 16:27:41.82 ID:nMrKbtYAO
【A】
律「缶けりしよーぜー」
澪「え?」
4:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 16:39:54.37 ID:nMrKbtYAO
というわけでわたしたちは学校の近くの公園に行った。何人かの子どもたちが無邪気にあたりを走り回っていた。彼らに自らの少女時代を重ねてみようとするが、何一つ思い出せることはなかった。昨日の夜は何を食べたんだっけ。
律先輩が缶コーラを一気飲みしてげっぷをした。
律「よしっムギもルールはわかったか?」
5:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 16:52:29.03 ID:nMrKbtYAO
とりあえずトンネルの形をした遊具にわたしは隠れた。
ぬっと影が現れてもう見つかっちゃったかあと思ったけど、それは唯先輩だった。
梓「驚かせないでくださいよ」
6:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:19:37.39 ID:nMrKbtYAO
梓「こんなとこじゃすぐ見つかっちゃいますよ」
唯「へーきへーき」
7:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:34:15.09 ID:nMrKbtYAO
予想に反してなかなか律先輩はなかなか現れなかった。聞こえてきた声でムギ先輩が捕まってしまったのがわかった。
唯「あずにゃん変なこと聞いていいかな?」
8:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:45:32.29 ID:nMrKbtYAO
唯「ねえあずにゃん、今まで日々が夢だったらどうする?」
梓「え?」
9:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:47:23.00 ID:nMrKbtYAO
唯「そうだっ、あずにゃんはどこか行きたいところある?」
梓「えと…たとえば?」
唯「どこでもいいんだよっ……オーロラを見に行きたいとかさ、シロクマに会いに行きたいとかー」
10:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:55:50.18 ID:nMrKbtYAO
そんなことをだらだらと話していたら、トンネルの向こう側でにゅっとのびる影が映った。
秋の夕暮れだと影法師が長くのびる。
梓「律先輩がきましたよ」
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