6:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:19:37.39 ID:nMrKbtYAO
梓「こんなとこじゃすぐ見つかっちゃいますよ」
唯「へーきへーき」
7:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:34:15.09 ID:nMrKbtYAO
予想に反してなかなか律先輩はなかなか現れなかった。聞こえてきた声でムギ先輩が捕まってしまったのがわかった。
唯「あずにゃん変なこと聞いていいかな?」
8:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:45:32.29 ID:nMrKbtYAO
唯「ねえあずにゃん、今まで日々が夢だったらどうする?」
梓「え?」
9:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:47:23.00 ID:nMrKbtYAO
唯「そうだっ、あずにゃんはどこか行きたいところある?」
梓「えと…たとえば?」
唯「どこでもいいんだよっ……オーロラを見に行きたいとかさ、シロクマに会いに行きたいとかー」
10:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 17:55:50.18 ID:nMrKbtYAO
そんなことをだらだらと話していたら、トンネルの向こう側でにゅっとのびる影が映った。
秋の夕暮れだと影法師が長くのびる。
梓「律先輩がきましたよ」
11:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 18:08:06.26 ID:nMrKbtYAO
わたしはトンネルを飛び出した。
逆の方向から唯先輩が出てきたのも見えた。不意をつかれた律先輩は遅れをとったようだ。
唯先輩の作戦通りわたしは道路に出た。
普段走ることが少ないから、どうしても疲れて、注意力が散漫になる。
12:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 18:41:03.55 ID:nMrKbtYAO
【Y】
おわりました。
お仕事が。
13:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 18:45:33.70 ID:nMrKbtYAO
和「今日はどうだったの?」
唯「ばっちりだよっ」
14:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 18:50:38.13 ID:nMrKbtYAO
和「まあいいわ……わたしがなんとかしてみるから」
唯「面目ないです」
15:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 19:04:21.39 ID:nMrKbtYAO
わたしは仕事場から外に出ました。
遠慮なく吹き付けてくる風が冷たいです。いくつかの路地を曲がって大通りに出たけれど、人の姿を見ることはできませんでした。ほとんどの人は夢の中にいます。
あたりはもう真っ暗だったけど、街灯があるので怖くはないです。
16:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 19:08:01.47 ID:nMrKbtYAO
わたしの仕事はお話をつくることです。
けれど作家とか漫画家とかいうことではなくて、夢を見せるお仕事です。
いつからかはもう忘れてしまいましたが、人々は現実の問題に疲れはててしまいました。それで夢の中で暮らすことのできる機械を作りました。
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