9: ◆rN1lz/nXIQ[sage]
2011/10/11(火) 01:16:09.56 ID:0AkupfO90
レッドはブルーから目を逸らしながら言った。ブルーの、彼女の切なそうな、訴えかけてくる目をどうしても直視出来なかった。
昔はそんな事無かった。
いつからだろう。彼女の綺麗な瞳をまっすぐ見つめられなくなったのは。
いつからだろう?いつからなのかはわかってる。未だにそれを振りきれてない自分。縛られている自分。
彼女はもう先に進もうと、前を向いて歩こうとしているのに。
答えを聞いた彼女は一瞬顔を寂しげに歪めた後、すぐに元の顔に戻って言い放った。
「そんな事言わないで行きましょうよ?今は・・・そうでも絶対その気にさせてみせるからね!」
「これからはちゃんと出るのよ?約束だからね?じゃあ!今日は帰りましょう。遅くなるとおばさまも心配するしねww」
「お、おい!引っ張るなよ!」
そのまま彼女に手を引っ張られ教室の外に連れ出される。
自分の手を握る彼女の手は、小さくて、可愛らしくて、暖かかった。
昔はあんなに弱弱しくて、自分が引っ張ってやってたのに。なんて幼い頃の記憶がふと蘇る。
なんだかんだでその手に引かれるまま家の前まで歩いてきて思い出す。
カバン・・・・忘れてきた。
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