97: ◆rN1lz/nXIQ
2011/10/23(日) 21:35:24.20 ID:enZ5ZCrs0
「ピカと森で遭遇した時ね、言葉が通じるかわからなかったけど、レッドについて色々話してみたんだよ」
「トレーナーになる事とか、今でも別れたことを悔やんでいるようだってことをね」
「そしたら彼が僕の車に飛び乗ってね、連れてけっていうようにこっちを見るんだ」
「それならそうしてあげようと思って連れてきた。きっと、ピカもお前に会いたかったはずだよ」
胸の中でこっちをじっと見つめるピカを、レッドは思わず強く抱きしめる。
抱きしめていると、押さえつけていた想いが一気に溢れ出し、止まらなくなった。
涙と一緒に。
「ごめんっ!ピカ、ホントにごめんな!俺の勝手な考えでお前に辛い思いさせて本当にごめん!」
「ずっと謝りたかった。ずっと会いに行きたかった。けど・・・行けなかった」
「ごめん。ごめん。ごめんな」
ただただピカに向かって、自分のパートナーだった存在にたいして謝罪を続けるレッド。
今まで溜めていたいた気持ちと涙と言葉はどうやっても止まらない。止められない。
例え止められたとしても、止めるべきではないのだ。
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