過去ログ - 佐天「もう何も、私から奪わせるものか」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 01:54:47.37 ID:GCgBMSWlo
「ハッ、近くに来ようともせず俺らが死ぬのをただ待ってるようなビビリ野朗がよく言ったもンだよなァ」

「ふふ、私はね、皆さんみたいなクソッタレに殺されてあげるわけにはいかないんですよ……私は私の同類で、私の友達にしか殺されるつもりはないんです。 だから一番確実な方法をとってるだけですよ」

白い髪の少年が、髪よりももっと真っ白な息を吐きながら私に噛み付いてくる
かつては恐れていた高レベルの能力者も、今となってはただの路傍の石ころと同程度にしか感じられない
それだけじゃない、今となっては自分の命さえどうでもいい、そう、どうでもいいのだ

「何で、こうなっちゃったんですの……?」

白髪の少年の横で、同じように凍りついた大地に倒れ伏した少女が、薄く氷の張った睫を重たそうに開いて悲しそうな光をたたえた目で語りかけてくる

「……もう戻れないんですよ。 皆が楽しく笑う日常には、私もあなたも彼も彼女も、みんなみぃんなもう戻れないんです」



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