921: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:07:06.44 ID:oXCf2Zm80
「さやかちゃん」
遠い意識の向こうで、誰かがさやかを呼んでいる
さやか「ん……」
だが、さやかは自分の体を包む重い疲労感から、その声を無視してしまう
「もー……起きないと遅刻しちゃうよ?」
「さーやーかーちゃん!!」
少し、怒ったような声で、その声の主はさやかを呼び続ける
極めつけには、ユサユサとさやかの体を揺らし始めた
さやか「んー……わかったよ……」
それにようやく観念したさやかは、ゆっくりとその身を起こし、重たい瞼を無理やりこじ開けた
その開けた先、さやかの瞳に映るのは
「てぃひひっ!おはよう!さやかちゃん」
『最愛の彼女』だった
さやか「おー……おはよう……まどか……」
「うんっ!」
彼女の姿にさやかはニコリと笑みを見せると、
彼女はさやかの体に甘えるように抱きつき、潤む瞳をさやかの瞳に向けた
「さやかちゃんっ……いつもの、やって?」
さやか「またぁ?もう……まどかは飽きないなぁ」
「だって……」
さやかの呆れた様な態度に、彼女は潤んだ懇願の視線を向ける
それに諦めたようにさやか溜息を吐くと
さやか「……あれ……?」
激しいデジャブに襲われた
あまりに強いその感覚にさやかは眩暈の様なものを感じてしまう
1002Res/549.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。