928: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:16:48.18 ID:oXCf2Zm80
「てぃひひっ!どうぞっ」
そんなさやかに嬉しげな笑みを見せ、食べる事を促すと
彼女も、食事を取り始めた
さやか「うーんっまどかも料理上手くなったよねっ」
他愛もない談笑をしていくうち、半分ほど箸が進んだところでさやかは感慨深げに頷いた
それに彼女は羞恥に慌てた様子を見せる
「や、やめてよっもう……」
そんな彼女の様子に嗜虐心を煽られたさやかは、彼女に意地悪な笑みを浮かべた
さやか「一緒に暮らし始めた時なんかさ、この目玉焼きだってこんな……」
だが、その笑みも、突如として湧いてきた疑問に失われてしまう
さやかに突如と沸いた疑問
それは、いつから自分が彼女と暮らし始めたのかということだった
さやかがいくらそれを思い出そうとしても、明確な時期が思い出せない
「……やっぱり気分悪いんでしょ?今日は学校休もう?」
いきなり言葉を切り、顔を伏せるさやかに、彼女はやはり体調が悪いのだと判断し、そう声を掛けた
さやか「……いや、大丈夫。うん」
「……ホントに?」
その提案にさやかは迷うことなく首を振る
それでも彼女は心配に顔を染めたままだった
さやか「うん。それよりまどか、あの……」
さやかは浮かんだ疑問を彼女へとぶつけようと思ったが、何故かそれは聞いてはいけない事のように思われ、口に出す事に躊躇われた
さやか「……いや、やっぱりなんでもない」
さやか「ご飯食べよ?遅れちゃう」
結局さやかは聞く事を止め、大きく首を振ると、食事の続きを取り始めた
彼女はそんなさやかをジッと見つめると、そのまま何も言わず、食事を取り始めた
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