過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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26: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:39:10.09 ID:p2kapb3X0

ひとまず場所を移して、公園のベンチに座った。
今は、杏子の隣でもきゅもきゅと食べ物を頬張っている。

(……リス、いや、ハムスター?)

少女の名前は、ゆまといった。
無心に食事を続けていて、食欲旺盛なのだろう、と思える。
それは大いに結構だ。
よく食べよく運動し、よく寝て健康に育つことは悪いことではない。

異常なのは、少女の行動ではない。
取り巻いている、状況だ。

先ほどの血溜まりの中に、生きていたころの名残があった。
死体は二つ。
一つは男性、もう一つは女性のもの。

自然に、ゆまの両親であろうことに思い至る。



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