過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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28: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/14(金) 20:41:24.86 ID:p2kapb3X0

だが、人間には裏がある。
元々壮絶な環境に身を置いていたり、二人に恨みがあったのかもしれない。

そこまで考えて、やめた。
わざわざ他人の知られたくない秘密を聞き出そうとするほど、杏子は悪趣味ではない。
その上、自分の心で手一杯なのだ。
他人の厄介を引き受ける余裕は無い。

けれど。

「んむぅ……キョーコ?」

「……ハァ」

なぜだか、放っておけなかった。

こういう方面に長けていそうなマミは学校だ。
それまでどうにか、時間を潰さなければいけない。
わしゃわしゃと、頭を掻きながら、立ち上がった。

「んじゃ、行くか」

「行くって……どこ?」

ぴょこん、とゆまがそれに付き従う。

「どこってそりゃ……イケナイ所、だよ」



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