過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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341: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/16(水) 22:37:52.51 ID:lqx2O6cd0



ともかく、目的の人物の家は知っていた。
『あいつ』との諍いの関係で、一度来ている。

インターホンを鳴らし、辺りを見る。
いわゆる金持ち、なのだろうか。
確かヴァイオリンがどう、とか言っていたか。

子供に楽器を買い与える余裕がある程度には、生活が豊かなのだろう。
全てのヴァイオリニストの家庭が、そうであるとは思わない。
しかし、この家は例外と言うわけでは無さそうだった。

「あら……」

がちゃ、とドアが開いて、優しげな雰囲気の女性が顔を出す。

そこまで来て、どうしようかと悩みだした。

「あー、えっと……」

「あの子のお友達、よね? ちょっと待っててくれるかしら……」



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