過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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59: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:42:12.20 ID:YVZz607w0

「……ところで、鍋の方はいいの?」

「え―――あ!」

以下略



60: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:42:57.92 ID:YVZz607w0

佐倉杏子は、利己的な少女だ―――否、そのはずだった。
実際は、そうでなかった。
他人に尽くすことによって、他人を傷つけることを恐れている。

以下略



61: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:44:16.64 ID:YVZz607w0

そして今。
さやかは、消えてしまった。
杏子に救おうとする時間さえ与えずに。

以下略



62: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:45:37.79 ID:YVZz607w0

ピピピ、と電子音が鳴った。
パスタの茹で時間のタイマーである。

マミが火力を落とし、菜箸でパスタを口に運び、硬さを確認する。
以下略



63: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:46:14.29 ID:YVZz607w0




杏子の視界の端で、ゆまとキュゥべえが遊んでいる。
以下略



64: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:46:47.51 ID:YVZz607w0

だとしたら。
どうして自分はあの時ゆまを助けたのだろう、と杏子は自問する。

別に、ゆまの生死を問題にしているのではない。
以下略



65: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:47:38.76 ID:YVZz607w0

「お待ちどうさま、できたわよ!」

にこにこと、マミが微笑みながらリビングに戻ってくる。
その後ろにはほむら。
以下略



66: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:48:07.91 ID:YVZz607w0

「ほら、キョーコも!」

ゆまが杏子の袖を引き、その騒然たる輪に引き込む。

以下略



67: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/18(火) 21:51:11.27 ID:YVZz607w0
今日はここまで
やっぱり風呂もベッドも今回では無理だったよ、小分けでやっていくしかないね
ローカルルールが変わったらしいけど、さすがに一ヶ月二ヶ月放置は無いと……
うん、無いと思うから多分大丈夫だろう


68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/10/18(火) 22:52:27.38 ID:bjYwWzTAO
書き方が好き


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