過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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73: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:46:44.69 ID:cc4KrkVu0

「―――あのさ、あんたがマミと一緒に風呂に入るのに、違和感とか感じねーの?」

「違和感、か……特に何も無いけれど?」

なんだか頭が痛くなった。
先刻ほむらが宇宙人だとか言っていたが、その辺りの関係で価値観が違うのかもしれない。
というか、他の誰もキュゥべえが一緒に入ることに違和感を感じないのはどうなのだろう。
そんなことを考えながら、杏子はまた溜息をつく。

「あらキュゥべえ、お前はまだ身体を洗っていないの?」

「ああ、まぁね……ほむら、君がやってくれるかい?」

「……仕方ないわね」

ザパァ、と水音を立ててほむらが湯船から出る。
水滴がその黒髪から、肢体から滴り、艶やかな印象を受けた。

異性同性構わずに魅了してしまいそうな姿だが、この場ではその限りではない。
ここに居る同性は付き合いもそれなりにあるか、未だ純粋な子供だ。
前者は今更そんな反応をするはずもなく、後者は美への執着が薄い。
異性などはこの場に居れば、蜂の巣か串刺しか爆死か全部かランダムで選べることだろう。
どちらでもない地球外生命体については、論ずるまでもない。



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