過去ログ - ほむほむ「ホギェェッェェェェェエエ!!!」
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333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/28(金) 21:05:49.82 ID:FmdDU0W4o


仔が生まれ、一家となったほむほむたちの居住区は騒がしい。
子育てに忙しい親ほむは勿論のこと、親白まども餌を探して引っ切り無しに飛び回ることになった。
だが、仔ほむの手も借りたいほど忙しい毎日も、愛すべき家族に囲まれていれば幸せな日々である。

この日も、親白まどは人里に餌を探しに飛んでいき、親ほむは子供たちとお留守番。
じゃれついてくる仔ほむたちのの遊び相手をしている時に、それは起こった。

仔ほむs「ホミャミャァ♪ホミャ……ホ?」

親ほむ「ホム?……ホムホッ! ホッ! ホッホ!」ケホッケホッ

煙だ。
何かが燃え出したのか、薄白い煙が、凄まじい勢いで巣の中に充満していく。

ほむほむs「ホムホッ! ホムホッ!」ゴホッ! ゴホッ!
ほむほむs「ホムゲェッ! ホッ! ホゴフッ!」ゴホッ! ニゲロォー!

火はもちろん、繊細なほむ種にとっては少量の煙も大敵だ。
思考を落ち着かせる余裕もなく、半ばパニックに陥りながら、仔ほむたちを抱え、必死に巣の中から逃げ出していく、群のほむほむ。
そうして我先にと巣から飛び出す、ほむほむたち。
それらを――

男1「はい、ごあんな〜い!」ヒョイッ
男2「オーライオーライ! よしキャッチ」ポイッ

ほむほむs「ホッ!? ホビャァァ!!」

薄汚れた作業着の男たちが、無造作に、それでいて手慣れたような正確さで、ケージに放り込んでいく。

男3「大漁大漁っと。煙で燻り出すだけでいいなんて、楽なもんだな」
男4「あんまり気ィ抜いて逃がすなよ? 余計な傷もつけねーよーにな」

ほむほむs「ホムッ!? ホアァァァァ!?」

男2「分かってるって。結構多いな、何匹いるんだ?」

ほむほむs「ホビャァァァ! ホビャアア!!」

事態に気付いて、ケージの中で暴れだすほむほむたちだが、もはや逃れることは叶わない。

男1「まさかこんなに居るなんてな。希少種を泳がせておいた甲斐があったってもんだぜ」

やがて、いくつものケージに分けて全てのほむほむたちを収納し終えた男たちは、輸送用のトラックに詰め込んでいき、この場を後にしたのだった。





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